築143年の２世帯古民家リノベーション

合志市のＳ様邸は、築143年の古民家。
90代のご夫婦で２人暮らしをされていましたが、お孫様世帯との同居を機にリノベーションされました。

リノベーションのポイントの１つは「性能向上」。
１年中快適な暮らしができるよう、床・壁・天井に断熱材を施工し、開口部は高断熱サッシを採用しました。
断熱性能向上で夏は涼しく、冬は暖かい省エネな暮らしが可能に。

さらに、地震への備えとして、広縁等に地震の揺れに耐える耐震壁をバランスよく設け、耐震性能を向上。
断熱性能と耐震性能を向上させたことで、永く安心して暮らし続けられるお住まいへと生まれ変わりました。

リノベーション前は、それぞれの空間が襖や障子で仕切られていましたが、つながりのある広々とした空間へと間取り変更を行い、開放感のあるLDKに。
広々としたLDKでは、対面キッチンでご家族を見守りながらお料理をしたり、リビングの先に設けたウッドデッキでお茶をしたりと、ご家族皆さんが思い思いの時間を過ごすことができます。
加えて、LDKの吹抜けや２Fのセカンドリビングは、梁や柱などの構造材を大胆に魅せ、古民家ならではの構造美を感じられる空間になっています。

また、２世帯住宅の懸念点の１つでもある、生活リズムの違いによるストレスを軽減するため、１Ｆのご祖父様、ご祖母様の寝室と、２Fのお孫様世帯の居室を離した間取りへ変更。
お互いの生活音を和らげることができました。

広々とした明るいLDKを中心に、お互いの暮らしを協力しながら、心地よく暮らせる住まいを実現させました。